リトグラフの絵画

美術用語でリトグラフというものがあります。
木版画は出っ張ったところにインクを付けて一枚の絵にしていきます。
銅版画は凹んだところにインクを詰めていく技法です。
リトグラフというのはどういう技法かというと、平版とも言われているように、平らな板を使う技法です。
版画で平たいもので刷れるのかというと疑問に思ってしまうでしょう。
実は水と油の反発を利用してする版画なのです。
リトという言葉は石という意味があり、昔は石を利用して版画を刷っていたといわれています。
ですが、最近ではアルミ版を使用して作成されるのが一般的です。
石で作成すると、10種類の色を使うのに10個の石を使うことになり、大変な苦労がありました。
しかし、アルミ版であれば場所もとらないこと、さらに何枚かを重ねても重いということもありません。
そういった面でも、もっとも普及している版材料なのです。
アルミ版を使う以外にもジンク版もあり、こちらはアルミ版に比べて斑点状の模様になります。
木を使用したリトグラフは、木目を生かした作品になります。

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