毎日忙しさに終われて生活していると、ほっと心の休まるひと時が欲しくなります。
外に出て散歩したり、ゴルフなどを楽しんだりする人もいるでしょう、お店に出かけてウィンドウショッピングをする人もいるでしょう、家でテレビを見たり音楽を聴いたりする人もいるでしょう。
そういう中にあって、絵画の鑑賞を楽しむ人が増えています。
一口に絵画と言ってもいろんな種類があります。
水彩画、油絵、木版画、銅版画、リトグラフなどです。
それぞれに魅力があり、どれが優れているかということも軽々には論ずることはできません。
ただ言えることは、見る人の感覚によって、作品の価値も違ってくるということです。
絵画は芸術作品ですので、見る人の主観に任せられるということになります。
基本的には絵画はこの世に一枚しか存在しないものですが、前述した木版画、銅版画、リトグラフは同じ作品を複数作り出すことができます。
今「同じ」といいましたが、実際は厳密に言うとうつし方次第で微妙に異なった作品になることもありますから、この世に全く同一の作品は存在しないと言った方正しいかもしれません。
しかし、一般的な絵画と違って、上記の3種類は、増刷できるので、比較的安い価格で手に入れることが可能になります。
特にリトグラフは、他の二つよりの自由な表現ができるということで、今人気が上昇しています。
リトグラフとは、水と油が反発しようとする作用を上手に活用した一種の版画です。
他の版画に比べると複雑で時間もたくさんかかってしまいますが、強い線、きめ細かい線、筆の持つ独特の効果、インクを飛ばした時の意外な効果などがあります。
描いたものをそのまま紙に刷って版画とすることができます。
また、多くの色で刷ることも可能なので、版を重ねるにつれて、だんだんと艶を持った独特の他にはない高い質感が出てきます。
独特の質を持ったリトグラフを購入して、家で愛でるなんて心癒されるひと時ではないでしょうか。