心を癒す絵画

絵画は歴史と民族を越えた、私達の遺産ではないでしょうか。
絵を描くという行為は、人間であることの証だと考えます。
遠い昔から洋の東西を問わず、人々は絵を描いてきました。
そして歴史に残る絵の数数が時を越えて命を保ち、今も多くの人達に鑑賞され続けているのです。
中学の時、美術の時間に印象派の人々のことを習いました。
ゴッホが日本の浮世絵への関心が強かったことを知ったのは、新鮮な驚きでした。
私がゴッホの伝記を読んだのも中学時代です。
絵本の中でとても惹かれるのは「ピーターラビット」の絵です。
見ていて心が温かくなるような気持がしました。
人にはそれぞれ「心を癒す絵」というものがあるのではないでしょうか。
私は個人的にボタニカルアートが好きです。
もし自分で描くことができればどんなに楽しいでしょう。
様々な植物の美しさと命を、自分の手で写し取りたいと思いました。
絵は見るだけでなく、自分で描いても心が安らぐものです。
気に入った風景や印象に残ったものを多くの人がカメラにおさめるように、私にもいくつか描きたい対象があります。
昔風の古い民家なども、その一つでした。
私が趣味として絵を描く余裕は、これからもないでしょう。
でも世の中にある多くの絵画の存在が、私達の心の世界を豊にしているのは事実だと感じます。

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