リトグラフで本物の感動を!

リトグラフを購入しようと思うと、他の複製画と比べて値段が割高であることが多いと思います。
それは複製画と違ってオリジナリティがあり、より価値があるからです。
通常リトグラフと言うと、作家が直接描き、製版したものを言います。
ですから、作家本人が刷ったり、プレスをかけたものはもちろんのこと、第三者の手によるものであっても、複製画に比べてオリジナルに近いものになります。
また刷り上がりも、複製画と比べると色合いがとても鮮やかで、シャープさがあります。
もともと、このリトグラフというのは18世紀にドイツで発明された版画技法です。
水と油が反発する作用を利用して着色していきますが、他の版画に比べて難しい技術を必要とせず、凹凸もできないことから、様々な場面で用いられています。
ピカソやミ口、シャガール、ルオーなどの名だたる画家たちも、この技法を取り入れて作品を作っています。
油絵であれば、同じ作品は世界に一枚しかありませんが、版画の場合は実際に彼らが作った版を元に何枚でも複製することができるのが最大の魅力ですね。
よくデパートなどで販売されているシャガールなどの版画などは、まさにこのオリジナルから作られたものであり、信頼がおけます。
オリジナルには通常保護団体が承認するシリアルナンバーなどがふってあり、それで確認することができます。
単なる印刷のシャガールであれば1万円程度で売っていますが、色合いがまったく違いますし、満足度も違いますね。

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